判断基準は?矯正が必要になる歯列不正のレベルとは
すきっ歯や出っ歯など、歯列不正が原因で矯正する人は多いものです。
しかし、実際にどのレベルになると矯正が必要になるのか、具体的にご存知ですか?
矯正が推奨されるレベルを知り、セルフチェックの参考にしてみましょう。
歯列不正によって食事がしにくい場合、矯正治療が必要となります。
たとえば食事中に頬を噛んでしまったり、あごに痛みを感じていませんか?
こうなってしまうと自然と咀嚼回数が減り、消化不良の原因となってしまいます。
体の成長にも悪影響を与える恐れがあるので、噛みづらさを感じた時は矯正医に相談しましょう。
すきっ歯になっていたり、噛み合わせが悪いと言葉の発音がしにくくなります。
歯の間から空気がもれて、サ行やタ行が聞き取りにくい音になってしまうのです。
生活に支障がなければ急ぐ必要はありませんが、綺麗な発音を望むなら矯正を考えたほうが良いでしょう。
特にアナウンサーや俳優など、人前でしゃべる仕事を目指す方は早めの矯正がおすすめです。
歯並びが悪いことで精神的苦痛を感じている方にも、矯正治療が有効です。
口元が気になって人と話しにくい、大きな口を開けて笑えない方は、矯正によって自信を取り戻せるでしょう。
ただし人によっては矯正が必要でないレベルで悩んでいる方もいらっしゃいます。
矯正医に相談して、適切な対処を行いましょう。
歯並びが悪いと食べカスや歯垢が残りやすくなり、口臭や歯周病などの疾患に繋がります。
口腔環境の悪化原因が歯列不正だと判明した場合は、矯正治療が必要となるでしょう。
また、噛み合わせが悪いと唾液量が減って、洗浄効果も低下します。
矯正によって正しい噛み合わせに戻し、より健康な口腔を手に入れましょう。
歯は口腔環境だけでなく、全身の健康にも大きく関わっています。
歯並びや噛み合わせが悪いと上下のあごにズレが生じ、全身のゆがみにも繋がってしまうのです。
肩こりや頭痛、腰痛などを発症するケースも少なくありません。
鑑別診断を行い、噛み合わせが原因だと分かったら、矯正治療を行いましょう。
全身に症状が出てからだと完治までに時間がかかってしまうので、早めの矯正が望まれます。
いかがでしたか?
今は「気になるレベル」の歯列不正でも、放っておくとさまざまな疾患に繋がる恐れがあります。
いずれかのケースに当てはまる人は、矯正医に早めに相談し、正しい診断と治療を受けてくださいね。
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