インビザラインが適している年齢は？

基本的には、第2大臼歯が生えていれば、年齢問わず治療が可能です。第2大臼歯は、目安として12歳頃に生えてくるので、その頃から治療が可能という事になります。萌出途中の永久歯がある場合でも、対応できる「インビザライン・ティーン」というオプションもあります。

何歳までなら、いう年齢制限はありません。自分の歯が残っていれば、治療は可能となります。インビザラインは、自分で簡単に取り外しができるため、装着時間を守るなど、きちんと自己管理ができる事が条件となります。

10代の方におすすめの「インビザライン・ティーン」

（1）10代の方にインビザラインをおすすめする理由
10代の方は、思春期の多感な時期にあたり、矯正装置の見た目を気にする方も多いです。矯正装置をからかわれるなどして、コンプレックスになってしまう事もあるかもしれません。矯正治療が必要だとわかっていても、見た目の問題から、治療を躊躇してしまう事もあるでしょう。インビザラインは、透明なマウスピース型の装置なので、装着していても目立たず、周囲にも気付かれにくいので、10代の多感な時期のお子様にもおすすめの方法です。

（2）「インビザライン・ティーン」とは
「インビザライン・ティーン」とは、10代を対象としたインビザラインです。永久歯が萌出途中の歯列にも対応できるつくりとなっています。また、成人用のインビザラインには無い特徴として、「装着時間の確認機能＝コンプライアンス・インジケーター」が付けられています。取り外し可能なインビザラインですが、矯正効果を出すためには、決められた装着時間をきちんと守る必要があります。自己管理能力がまだ未熟なお子様でも、装着時間を視覚的に確認できる事によって、装着時間を守りやすくなり、矯正治療の失敗を防ぎます。コンプライアンス・インジケーターは、唾液に反応して、徐々に色が薄くなる装置で、ご両親や歯科医師も確認できるようになっています。

（3）早期にインビザライン矯正をするメリット
中学生頃の時期は、骨を作る細胞の活性が高い成長期にあたります。早期にインビザライン矯正を始める事で、スムーズに矯正が進みやすくなります。

中・高齢者の方でも、おすすめの矯正治療

（1）中・高齢者が矯正治療をするメリット
矯正治療というと、一昔前までは、子供や若い人がしている事が多かったですが、最近は40代〜60代以上まで、中・高齢者で矯正治療をする人が増えています。矯正治療では、見た目が若々しくなる他、年齢を重ねたからこそ気になる歯のトラブルを根本的に解決する事ができます。

a. 虫歯や歯周病のリスクの軽減
矯正治療によって、歯並びが整う事で、歯の清掃がしやすくなり、汚れが溜まりにくいため、虫歯や歯周病のリスクが軽減します。歯の寿命を延ばし、いつまでも自分の歯を健康に保つ事につながります。

b. フェイスラインがすっきりし、若々しくなる
歯並びは、顎やフェイスラインの形にも影響します。歯並びが整うと、フェイスラインがすっきりとし、引き締まった印象になります。周囲に若々しい印象を与えます。

最近は、中・高齢者といっても、アクティブに活動している方や、働き盛りの若々しい方がたくさん居ますよね。矯正治療によって、「長年のコンプレックスから解放された」という患者さんが多くいらっしゃいます。

（2）インビザラインをおすすめする理由
40代以降の方の場合、職業や立場によっては、目立ちやすい矯正装置は選ぶ事が出来ない／装着したくないという方も多いでしょう。矯正というと若い人がするというイメージを持っている人も、まだまだ多いので、装置が見えるのは恥ずかしいと感じる人も居るかもしれません。
インビザラインは、透明で目立たないので、どのような職業・立場の方でも、安心して装着する事ができます。食事や歯の清掃の際には、取り外す事ができるので、外食をする時でも安心です。歯周病の罹患する人が増えてくる年齢ですが、清掃がしやすいので、歯周病予防もしやすくなります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。インビザラインは、基本的には年齢問わずにできる矯正方法です。第2大臼歯が生えている事がひとつの目安となるので、12歳前後〜上は歯が生えていれば何歳でも可能です。10代の方には、10代を対象とした「インビザライン・ティーン」がおすすめです。
最近では、中高齢者の方でも、矯正治療をする方が増えています。矯正治療をする事で、長年のコンプレックスから解消されると共に、虫歯や歯周病のリスクを減らし、見た目も若々しい印象に変わります。インビザラインは、装置の見た目が気になる中・高齢の方にもおすすめです。